こんにちは!トリマーの瀬奈です🐶✂️
今回は、国試動物看護師の勉強で学んだ「輸液(点滴)中の動物の管理」について、トリマーとしての視点でまとめてみました。
トリミングは美容のお仕事ですが、動物たちの体調の変化にいち早く気づけるようになるためにも、看護の知識はとっても大切だと感じています。
💉輸液ってなに?なぜ必要?
輸液とは、水分や栄養、薬を静脈から体に届ける治療のこと。
主に以下のような目的で行われます。
- 脱水の改善(水分補給)
- 栄養補給(食事がとれない時など)
- 薬剤の投与(抗生物質など)
- 血管確保(緊急時に備える)
病院では毎日のように行われている大事な処置です。
🐾トリマーとして役立つ知識はここ!
トリマーは医療行為はできませんが、**ちょっとした変化に気づく「観察力」**がとても大切です。
今回の講習では、トリミング中やカウンセリング時に活かせるポイントがたくさんありました!
✅【脱水】のサインに気づけるように
例えばこんなサインがあれば脱水の可能性が💦
- 口の中が乾いている
- 皮膚をつまんでもすぐに戻らない(皮膚ツルゴール低下)
- 目がくぼんで見える
- いつもより元気がない・ぐったりしている
このような様子に気づけたら、飼い主さんにそっと伝えてあげると良いですね。
✅点滴中の動物に接する場面での注意点
病院と併設されたサロンや、医療ケアが必要なワンちゃんのトリミングでは、点滴中の動物に関わることもあります。
その際はこんなことに注意!
- 輸液ライン(管)を引っ張らないように
- 点滴の刺入部に赤みや腫れがないか見る
- 関節部分に刺さっている場合は、関節を曲げないようにする
- 点滴ポンプが鳴ったらすぐにスタッフへ報告
こうした配慮も必要です。
✅意識したい「モニタリング」の視点
勉強では「呼吸・粘膜の色・意識レベル」などもチェックポイントとして学びました。
例えば…
- 呼吸が荒い、浅い
- 粘膜が青白い or 真っ赤
- 意識がぼんやりしている
こうした変化は、命に関わるサインかもしれません。
「何かおかしいかも?」と思ったら、すぐにスタッフや飼い主さんに伝えることが大切です。
🧪輸液にもいろんな種類がある!
講義では輸液の種類についても学びました。トリマーとしても知っておくと、話についていきやすくなります✨
種類 | 目的 | 例 |
---|---|---|
水分輸液 | 水分補給 | 5%ブドウ糖液など |
電解質輸液 | 電解質バランスの補正 | 生理食塩水、リンゲル液など |
栄養輸液 | カロリー補給 | 高カロリー輸液など |
膠質液 | 血管内の水分維持 | アルブミン製剤など |
「うちの子、点滴してるんです」と聞いたとき、少しでも内容が分かると安心して対応できますね。
✂️看護の知識は、トリマーにも必要!
今回の講習で改めて感じたのは、トリマーにも医療的な視点は必要不可欠だということ。
飼い主さんに「この子、少し元気がないかもしれませんよ」と声をかけられるトリマーでありたいと思いました。
学んだ知識は、出張トリミングもどんどん活かしていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました🐕✨
今後も「学び」をシェアしていきますので、よければまたのぞいてみてくださいね♪
📚トリマーにもおすすめの動物看護の勉強本・グッズ
今回のような内容をもっと深く学びたい方に向けて、私が実際に参考にしているアイテムをご紹介します💡
🐶おすすめの動物看護本
→ イラストが多くて初心者にも読みやすいです◎
→ トリミング中に役立つ医学知識がぎゅっと詰まっています!
🌡️飼い主さんにも人気の「体調管理アイテム」
→ 夏場の水分補給にも◎
✂️おわりに
知識を深めることで、より安心・安全なトリミングを提供できるようになりますね😊
これからも「現場で活かせる知識」をどんどん学んで、発信していきたいと思います!
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