こんにちは、トリマーのせなです🐶✂️
今日は、動物病院での診察補助の中でも緊張感が高い「採血」について、勉強したことをまとめてみました✍️
採血は獣医師の補助として動物看護師さんやスタッフが関わることも多く、準備や保定のやり方ひとつでスムーズさが変わります。トリマーとしても、医療との連携が増える中で知っておきたい内容です。
■ 採血の準備:これを揃えよう!
① シリンジ(注射器)
- よく使われるのは 1mlシリンジ。細かい操作がしやすく、採血に適しています。
② 注射針
- サイズ(太さ):18G〜26G
→ 数字が大きくなるほど針は細くなります。 - 長さ:13mm、16mm、25mm、38mm(インチ表記)
💡注意点:
細すぎる針で勢いよく採血すると、溶血(血液が壊れる)が起こることがあるので注意!
- RB針(レギュラーベベル):皮下注射や筋肉注射向き
- SB針(ショートベベル):静脈注射や採血向き
③ 採取した血液を入れる容器(チューブ)
検査の目的に合わせて使い分けます。
チューブの種類 | 用途 |
---|---|
プレーンチューブ | 血清分離用 |
ヘパリン入り | 血液生化学検査 |
EDTA入り | 血球検査など |
クエン酸ナトリウム入り | 凝固系検査用 |
■ 採血部位:どこから採る?
◎ 犬の場合
- とうそくひ静脈(前肢)
- 外側伏在静脈(後肢)
- 頸静脈(首)
◎ 猫の場合
- とうそくひ静脈(前肢)
- 内側伏在静脈(後肢の内側)
- 頸静脈(首)
■ 採血の流れ:ポイントまとめ
- 体位を整え、しっかり保定(動物が暴れないようにやさしく固定)
- 駆血(血流をためて見やすくする)
- 消毒(アルコール綿でしっかり拭く)
- 血管を確認(触って位置を把握)
- 四肢の場合は血管に沿って手を添える(動かないように)
- 針を10〜20度の角度で刺入(切り口を上に向けて)
■ 最後に:誰がやっても緊張します…
私も初めて補助についた時は、手が震えました💦
特に頸静脈の採血は見てるだけでもドキドキ。けれど、準備と保定がしっかりできていれば、意外とスムーズにいくことも多いです。
🐾豆知識:
採血のときに血液が毛についてしまったら、**オキシドール(過酸化水素水)**を使うとキレイに落ちますよ!
少しでも「なるほど」「へぇ〜」と思ってもらえたらうれしいです😊
これからも動物看護の勉強を続けていく中で、気づきや学んだことをシェアしていきますね!
🌟お役立ちアイテムなどは、ブログ下にアフィリエイトリンクも貼っておくので、気になる方はチェックしてみてください♪
リンク
採血時に被毛に血液がついてしまったら、オキシドール(過酸化水素水)が便利です!動物病院でも使われている定番の処置アイテムです🐾
家庭での傷のケアに。
🐶 傷口のケアや皮膚トラブルの予防に、ペット専用の消毒液もあると安心です。おうちでも動物病院っぽいケアができます。
リンク
保定時やケア時に衛生面で安心。トリマーさん向けにも。
✋ 保定やケア中に便利なのが使い捨て手袋。意外と家でも活躍します♪
リンク
自宅でのお手入れグッズをまとめるのに便利。
リンク
高齢ペットの飼い主さん向けに。
リンク
コメント