🐾この記事はこんな方におすすめ
- 動物の異変に早く気付きたい飼い主さん
- トリマーとしてペットの健康チェック力を高めたい方
- 愛玩動物看護師試験を目指す勉強仲間の皆さま
🐶トリマーとして大切にしたい「気づき」
私たちトリマーは、飼い主さんよりも長時間わんちゃんやねこちゃんの体に触れるお仕事です。だからこそ「いつもと違うかも?」という小さな変化に気づける存在でありたいと思っています。
今回、動物が見せる代表的な徴候(サイン)や、そこから疑われる疾患の理解と対処について学びました。
🩺代表的な徴候(サイン)とは?
📉食欲不振・食欲廃絶
食欲が落ちる=何らかの体調不良のサイン。特にまったく食べない=食欲廃絶は注意が必要です。
🐕削痩(さくそう)
痩せすぎて体が骨ばって見える状態。**ボディコンディションスコア(BCS)**で評価します。
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💤元気喪失・意識レベル
「何となく元気がない」も要注意。意識状態は4段階(正常・傾眠・昏迷・昏睡)で評価します。
🌡発熱
犬猫の平熱は38〜39.5℃。安静時に40℃以上なら受診レベル。
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💥疼痛(とうつう)
動物は「痛い」と言葉で伝えられません。顔つきや動きで判断します。
評価には、NRS・VAS・SDSなどのスケールを使います。
🐾特に気をつけたい徴候と対応の一例
徴候 | 疑われる疾患 | トリマーとしてできること |
---|---|---|
多飲多尿 | 糖尿病、腎疾患など | 水飲みの回数やトイレ頻度を飼い主に確認・共有 |
嘔吐 | 胃腸炎、中毒など | 直前の食事内容や吐物の様子を記録して伝達 |
黄疸 | 肝臓の病気など | 歯茎や白目の色の変化に気づくことが大切 |
運動不耐 | 心疾患、整形外科疾患など | 歩き方がおかしい、すぐに座る等を見逃さない |
🐾まとめ|トリマーの立場だからこそできる見守り
今回の勉強で学んだのは、獣医師のように診断をするための知識ではありません。
「気づく」「伝える」「備える」
これがトリマーの現場で活かせる一番大切なこと。
例えば、「この子、いつもより歩き方がゆっくりだな」「やけに水を飲んでるみたい」そんな気づきを飼い主さんに伝えられる存在でありたいと思います。
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✏️この記事を書いた人
瀬奈(出張トリミングRin)
山梨県を中心に出張トリミングを行うトリマー。愛玩動物看護師国家資格取得を目指して勉強中。現場目線で伝える「気づけるトリマー」を目指しています。
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